KGモーターズは誰が、いつ、どこで使っても快適な移動ができるように、さまざまなテストを繰り返しながら車両の設計を行なっています。
特にmibotは、小さいながら開放的な室内空間を実現するために天井にクリアな素材を使用しております。そうした中で懸念されるのは、夏の暑い日差しの元で快適な室内空間を維持できるかという点だと思います。それに対して行っている対策や試験についてご紹介します。
mibotの日射テストの様子
まず、天井に使用しているクリア素材については、紫外線を99%カットし、熱線吸収機能を有しているポリカーポネートを採用しております。これにより、車内に入ってくる熱を大幅にカット出来ます。 また、サンシェードをオプションで設定する予定です。サンシェードを付ける事で更に熱をカットでき、より快適な車内空間の実現が可能となります。
また、ただ熱を吸収する部品を採用するというだけではなく、実際にその部品を使った車体を特殊な装置で高温に晒し、エアコンの効き具合を含め、各部品が正常に機能するか、快適性が維持できるかの試験をしております。 試験では、恒温槽という日射を再現できる設備の中で徐々に室温を上げていきます。
外気温は44度にもなり、まさに「太陽で息苦しくなる」ほどの高温の中、実際に乗車して車体の状況、車内の環境のチェックをします。
この試験は、mibotの走行環境として考えられうる最悪の環境を再現し、ここでの試験結果を開発にフィードバックして部品の選定や設計の変更を行います。夏の強い日差しの元で、エアコンをしっかりと機能させつつ快適な車内空間を実現できるように開発を進めています。
この日射テスト以外にもさまざまな環境、状況を想定した試験を行い、誰がいつ、どこで使っても快適に使えるモビリティを目指して開発を進めてまいります。