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KGモーターズ株式会社(代表取締役CEO:楠一成、以下「KGモーターズ」)が開発中の小型モビリティロボット『mibot』が、第5回「蔦屋家電+ 大賞」3位入賞となりましたのでお知らせいたします。

蔦屋家電+大賞とは

「蔦屋家電+ 大賞」は審査員が選ぶのではなく、AIによる画像解析という客観的なデータをもとに、ご来店いただいたお客様が興味を持ち、立ち止まり、体験してくださった機会の多さで決まります。

対象プロダクト:2024年1月2日~2024年12月31日の期間中、蔦屋家電+で最低30日以上の展示を行ったプロダクト108点

対象プロダクト一覧:https://store.tsite.jp/tsutayaelectricsplus-futako/news/shop/37912-1445051222.html

選出方法:AIによる画像解析により、 滞在時間と体験人数の1日平均を算出、さらに体験人数に占める接客コメント(来店者のプロダクトに対するコメント)の割合を算出し“来店客の注目度”を定量化。来店客の注目を最も集めた上位20プロダクトを、ランキング形式で発表、1位を「グランプリ」、2~20位を「入賞」とする。

昨年の展示と開発状況

mibotは2024年7月10日〜8月31日の期間、蔦屋家電+にて車両展示を実施しました。展示期間中の8月23日には購入予約の受付を開始し、受付開始から約1ヶ月間で1,000台を超える予約数を獲得しています。2024年末には、東広島市に組立工場「MCF(Mibot Core Factory)」を開設し、本社所在地として登録。2025年秋の量産開始を目指し、着実に準備を進めています。

今回の展示について

このたび「蔦屋家電+ 大賞」の入賞プロダクトとして、2025年1月20日(月)〜2月14日(金)の期間、二子玉川 蔦屋家電にてmibotの実車を展示いたします。今回展示する車両は、昨年展示した試作車両(T0.5)と同じモデルで、新しい試作車両(T1)ではありませんが、デザインやサイズ感は変わりません。実際のmibotの姿をご覧いただける貴重な機会ですので、ぜひこの機会にお越しください。

なお今回の展示場所は前回とは異なり、蔦屋家電+前のステージとなります(店舗入口からエスカレーター登った2F)。また店舗の安全管理上、シートに座っての乗車体験等はできません。他展示プロダクト同様、お手を触れませんようにご注意ください。

 

第5回「蔦屋家電+ 大賞」プロダクト展示

日程:2025年1月20日(月)~2月13日(木) 10:00~20:00

問い合わせ:TEL 03-5491-8550(蔦屋家電+)

https://store.tsite.jp/tsutayaelectricsplus-futako/news/shop/44646-1649281218.html

KGモーターズCEOの楠一成(くっすん)と取締役の横山文洋(わいざん)が、自社開発のオリジナル小型モビリティ「mibot」の法人向け展開について公式YouTubeチャンネルで語った。本記事は、その対談を抜粋し、開発背景や導入戦略などをまとめたものである。

参考動画:【相談】mibotの事業利用ニーズについて

 

わいざん:今回は、我々KGモーターズが開発している小型モビリティ『mibot』について、これまで個人向け(BtoC)に予約を取っている状況を振り返りつつ、いよいよ法人向け(BtoB)へ本格的に取り組んでいく準備を始めたという話をしたいと思います。

mibotは決して“個人だけの乗り物”に留めたいわけではなく、法人利用も含めて“世の中の当たり前”にしていきたい。そのためにも、ここからはBtoBの市場にもしっかり受け入れられる小型モビリティを目指して動き出します。まずは全体のマーケット状況を整理しておきたいので、こちらの資料をご覧ください。

小型モビリティ市場予測について

矢野経済研究所調べ 国内販売台数ベース・Aggressive予想を採用
https://www.yano.co.jp/press-release/show/press_id/3471

わいざん:これは、mibotが分類される次世代モビリティ(電動トライク、電動ミニカー、超小型モビリティ)の国内新車販売台数予測です。2030年のアグレッシブ予測で4万9,500台という数字が出ています。2024年ごろの台数と比べると50倍近い伸びになる、という見方ですね。

ただ、普通の自動車の市場と比べると、まだまだ小さい。ちなみに2030年の予測台数の大部分はBtoB需要、つまり環境対策などの観点から企業が導入するのが中心といわれています。

くっすん:中小企業でもCO2排出量を計算して提出しなきゃいけない時代なので、大きい車を使うほど排出量が多くなるし、そこを考えると小型モビリティに目が向かうのは自然な流れでしょうね。

ただ…2年前まではもっとアグレッシブな市場予測になってませんでしたか?

わいざん:そうなんです。実は2年前は10万台と言われていたのに、半分に減ってます。これはEV全体の世界的な伸び悩みも影響していると思います。ただ、僕らのmibotは“EVが伸び悩むから厳しい”という流れには当てはまらない部分が大きいと思うんですがその辺りどうですか?

くっすん:当てはまらないと思います。EVへの逆風は主に「大容量バッテリーによる高コスト」「充電インフラの不足」「製造や廃棄に伴う環境負荷」などの問題が絡んでいると考えています。一方、mibotはバッテリーが小さく車体も軽いので、製造時や走行時のエネルギー消費やCO2排出を抑えやすい。また、後続距離を割り切って近距離で使う想定なので、充電インフラへの依存度も低い。結果、大型EVが抱える課題からは比較的自由なんです。

EV全体の流れと小型モビリティの立ち位置

EVが“必ずしも”エコでない理由

くっすん:EVは走行中こそ排出が少ないけれど、製造時や廃棄時のCO2排出、さらに電気を作る発電方法によっては、ガソリン車と比較して必ずしも優位とは言い難い。日本は火力発電への依存度が高いですし、EVとしてのメリットをトータルで測ると、思ったほど環境負荷が減らない可能性があるわけです。

ただし、バッテリー技術は進歩し続けてますし、今後さらにクリーンエネルギー化が進めば、EVは不可逆的に普及していく流れにあるのは間違いない。踊り場だと言われながらも、EV化そのものが止まるわけではないということですね。

mibotが“今の最適解”と言われる背景

わいざん:一方で僕らのmibotは航続距離を割り切った小型モビリティなので、バッテリーが小さい。結果として車両が軽くエネルギー効率が非常に良い。大容量バッテリーを積まなくて済む分、そもそもの製造時のCO2排出量も少なくできる。だから『現状ではこういう小型モビリティこそが最適解だ』という意見も多いんです。

くっすん:そうですね。mibotで“広島から東京まで長距離移動したい”となると不便だけれど、“近所のちょい乗りに使いたい”という人にとっては最適解の1つになる。EVに航続距離とバッテリー大型化のジレンマがある今こそ、mibotのような割り切りが活きると思います。

わいざん:EVであること以上に小型であることが重要なポジションなわけですね。

BtoC先行の理由とBtoBへの展望

わいざん:前述した通り市場の予測では法人需要(BtoB)の方が大きいとされていますが、僕らはあえてBtoCを先行しました。もちろん法人需要が顕在化していることは当初から認識していたものの、2年前はまだコンセプトモデルを発表した段階で、実績ゼロのスタートアップ製品を企業が導入するのはリスクが高いととられてしまう。そこでまずはBtoCで実績と信頼を積み上げ、その後BtoBを本格化しようと考えたのです。

また、KGモーターズにはYouTubeを中心とした発信力があり、個人ユーザーと直接つながりやすいという強みがあります。そこでまずは“個人向けにワクワクする乗り物”としてmibotを広め、しっかり実績を築いたうえで、法人利用の開拓を本格的に進めるという二段構えの戦略を取ることにしたんです。

くっすん:大手のように潤沢なリソースがあれば、BtoBとBtoCの両方を同時に進める選択肢もあったでしょうが、スタートアップである自分たちの武器はYouTubeや個人ユーザーとの直接接点。そのため、まずBtoCでしっかり結果を出してからBtoBへ行く、という流れはセオリーこそ外れているかもしれないけれども、確実に手応えがある戦略だと思います。

わいざん:これからBtoBを本格化するにあたって、個人向けで築いた“乗りたくなるワクワクする小型モビリティ”というブランディングを損なわずに、法人でもしっかり使ってもらえるようにしたい。そこでくっすんの考える“法人でmibotを使うメリット”や“理想の使われ方”を教えてもらいたいんです。

法人ユースケースと“仕事車”としての魅力

法人向け導入で期待できるメリット

くっすん:企業活動で事業を拡大する際、“駐車場の台数”がネックになるケースは少なくありません。大規模な工場や介護施設でも、従業員用の駐車場が限られている場合は多い。ところが、小型モビリティであれば普通車1台分のスペースに複数台を停められる。

例えばデイサービスでは、軽自動車を営業車にしていると台数に限りが出ますが、mibotのような小型モビリティなら駐車スペースもコストも抑えつつ、車両を増やして事業を拡大しやすいですよね。

わいざん:銀行の渉外担当や営業車に使えるなど、シーンは本当に多岐にわたりますよね。最近は「バイクで営業させるのは心配」という親御さんの声から、二輪車よりも安全性の高い四輪を求めている企業もある。そこにmibotがフィットする可能性は大いにあると思います。

くっすん:デリバリーに関しても、個人商店がお弁当を届けるときに自家用車でお金を受け取るのは法的に難しい。でも、mibotのように原付二種扱いの小型モビリティならそのハードルをクリアできる。配送モデルを拡大していける事業者は多いと思います。

仕事車と個人需要と両立

わいざん:ユースケースは無限にある。ただ、僕としては“仕事車であること”と“個人で乗りたくなる”を両立させたいんです。例えばハイエースやプロボックス、ジムニーだって、もとは仕事車としての機能性が高いモデルなのに、個人が趣味やファッションとしてかっこいいと思って乗っている。mibotもそういう方向でいきたい。このあたり、どういうイメージでいくのか、くっすんはどう考えていますか?

くっすん:たとえば欧州車を好んで乗る層って、国産車とは違うデザインや雰囲気を“自分のアイデンティティの表現”として選んでいる。mibotも単にコストやスペースの問題で選ぶのではなく、“これで仕事すると楽しいし、ブランドイメージにも合う”という感覚で選ばれると理想です。いずれ普及が進んでいけばコスト面だけで導入する企業も増えるでしょうが、“好きだからこそ乗りたい”という価値を大事にしたいですね。

わいざん:最終的には“mibotに乗っているとおしゃれ”とか“あそこの会社はmibotを営業車に使っていてセンスがいい”という企業ブランディングにつながっていくような。そこまでいけたら、小型モビリティ市場自体も一気に広がっていくと思います。

今後の方針:法人向けニーズ調査と案内

わいざん:というわけで、事業の第1フェーズとしては、個人向けの発信や予約受付は一定の結果を出してきて、一段落しつつあります。ここからは“第2フェーズ”として、法人利用の需要開拓に力を入れていきたい。とはいえ、個人の方にも引き続きワクワクし続けてほしいので、極端にBtoB偏重になるわけではありません。あくまで“mibotを当たり前にする”という目標のもと、BtoCとBtoBの両方をしっかりと進めていきたいと思います。

そこで、まずは法人ニーズの調査を行います。現時点でも問い合わせは頂いているのですが、より具体的にどういった利用用途なのか、どんな規模感で導入を検討しているのかを把握したい。スタートアップなのでリソースは限られていますが、しっかりターゲットを絞りつつ、広げていきたいです。

法人向けニーズ調査のためのアンケートを行いますので、興味がある企業様にはぜひご協力いただきたい。その登録をいただいた方々から優先的に、今後のBtoB受付の情報を共有していこうと考えています。

くっすん:待っています!

わいざん:ありがとうございます。“個人でも企業でも、乗りたい!と思える小型モビリティ”を目指して開発・発信していきますので、どうぞよろしくお願いします。

【法人事前登録アンケート】
https://qr.paps.jp/Uakwi

現在、mibotの法人申し込みに向けた事前登録を受け付けております。 事前登録には、mibotの法人利用に関するニーズ調査アンケートへのご回答が必要です。こちらのアンケートにご協力いただいた方には、正式な申し込み方法が決まり次第、優先的にご案内させていただきます。

大晦日に実施したライブ配信では、試作車両の開発状況や最終仕様に関する重要な情報を発表いたしました。本記事では、当日の配信をご覧いただけなかった皆様にもその内容をご理解いただけるよう、発表の要点を整理し、詳細をまとめたレポートをお届けいたします。

ライブ配信の内容を改めてご覧になりたい方は、以下のリンクよりアーカイブをご視聴いただけます。ぜひ併せてご活用ください。

【大晦日LIVE】mibotの最終仕様をついに発表!ほか、最新情報もあるよ!

試作車両の定義と開発状況について

最初に、試作車両の定義と開発状況について説明がありました。

試作車両の定義

KGモーターズでは、試作車両を4段階のステップに分けて定義しています。最初のステップであるT0車両は、「量産仕様の目標値を決定するために製作された車両」として、各種実験や評価を通じて目標値の設定に用いられます。この目標を踏まえ、次のT1車両では基準を達成するための設計が行われ、設定された目標値のクリアを目指します。

T1車両の完成と動的評価の完了をもって、最終仕様を発表する流れとなります。

開発状況について

当初、T1は基本的な動作確認を主目的とした設計でしたが、計画変更により、T1の段階で量産車両に必要な要件を先行して反映する方針へと切り替えました。この方針変更により、ボディ設計や組み立て性の改善など、多くの追加作業が発生し、T1の開発は計画より遅延する結果となりました。

ただし、これらの作業はT2以降に予定されていた内容を前倒ししたものであり、全体の開発スケジュールには影響を与えていません。


最終的にT1車両は完成し、現時点での仕様を発表できる段階には到達しましたが、開発の遅れにより、十分な実験評価を行う時間が限られました。このため、さらなる調整や改良を加えたうえで、年明け以降も評価実験を継続する方針を取っています。

特に、街乗りでの航続距離テストや登坂のイメージ動画は、多くの方に期待をいただいていることを承知しています。しかし、これらのコンテンツについては、さらなる改良後に改めて撮影し、より高いパフォーマンスをお見せする計画です。このため、今回の公開を見送らざるを得ないことをお詫び申し上げます。

今回発表する仕様は、現時点で確実に達成できる数値に基づいています。この前提のもと、最終仕様の発表を進めてまいりますので、どうかご理解ください。

最終仕様発表

前述した前提を踏まえ、今回発表されたT1の最終仕様は、以下の通りです。

  • 航続距離:30km/hの定地走行テスト値で100km以上を保証(さらに改善の余地あり)
  • 登坂性能:23%の急勾配でのゼロ発進を確認
  • 充電時間:AC100V電源で約5時間

今回発表した仕様は、これまで公開されていたスペックと大きく変わらないように見えるかもしれません。しかし、これまではT0車両で性能を確認した段階にとどまり、それが量産仕様の設計で安定して再現できるかは保証されていませんでした。

量産プロセスが織り込まれたT1車両で実験を行った結果、これらの性能が確実に達成可能であることを実証しました。これにより、単なる目標値ではなく、量産可能な仕様としての信頼性を確認できた点が大きな進展です。

引き続き、さらなる性能向上を目指して改良を重ねてまいります。今後の進捗にどうぞご期待ください。

値上げについて

値上げの見送り

当初予定していた2025年1月1日からの値上げは、街乗りでの航続距離テストや登坂のイメージ動画などのコンテンツがまだ公開できていないことを踏まえ、見送ることとしました。進捗が遅れていることについてお詫び申し上げますが、予約をご検討中の皆さまには、検討期間が延長される形となり、不利益が生じることはありません。

mibotの価格については、市況に応じた柔軟な価格調整を行うダイナミックプライシング方式を採用しています。初回の価格変更については「値上げ」としてわかりやすく告知を行いますが、それ以降の価格変動は予告なく実施される場合がありますので、予めご了承ください。

なお、納車の2カ月前に本契約のご案内を行い、その時点で予約時の価格を基準として残金の請求をさせていただきます。引き続き透明性の高い運用に努めてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

マイページについて

現在のマイページは、2025年4月の完成を目指して新しいマイページへとアップデートされる予定です。現在ご予約いただいているお客様には、移行に必要な情報や手続きについて2025年1月中旬以降に順次ご案内いたします。

また、2024年3月・4月の先行予約にご参加いただいたお客様においては、マイページの開設が遅れておりましたが、新しいマイページへの移行タイミングで一斉に対応させていただきます。ご不便をおかけしておりますが、完成まで今しばらくお待ちいただけますようお願いいたします。

試乗会&モニタースケジュール

モニタースケジュール

2024年12月に開始予定だったモニター企画は、T1車両開発の遅れにより、2025年4月へと延期することとなりました。

なお、以前からご案内の通り、モニター企画はユースケースの検証やソフトウェアのアップデートを目的として実施するものであり、安全性や耐久性の検証を目的としたものではありません。
モニター企画は、安全性や耐久性の検証を終えた車両で実施しますので、もうしばらくお待ちくださいますようお願い申し上げます。

試乗会スケジュール

当初2024年10月に予定していた試乗は、T1車両開発の遅れにより、2025年7月に延期することとなりました。

試乗は予約促進を目的として計画していましたが、現状では試乗なしでも予約が順調に増加しています。そのため、2025年7月以降の試乗は予約者限定で実施する方針に変更いたしました。試乗がないと予約を検討しづらいと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、まずは予約者の皆様に確実に本申し込みへ進んでいただくことを優先しております。

将来的には、2026年以降を目途に試乗の対象を広げ、より多くの方に実車をご体感いただける機会を提供する計画です。ただし、現時点ではリソースに限りがあるため、初期段階から広範囲に展開することが難しい点について、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

量産スケジュール

量産についてはスケジュールの変更はなく、2025年10月のラインオフを目指して進めています。前述の通り、T1車両の遅れはT2で予定していた量産要件を先行して反映したことによるものであり、全体のスケジュールに影響を与えることはありません。

新カラー発表

最後に、新カラーとしてアイボリーが発表されました。これにより、現時点でのmibotのカラーラインアップは、ホワイト、イエロー、ブルー、グレー、アイボリーの5色となります。

今後、予約台数の増加に応じて、新色の追加も検討してまいります。カラーの選択は納車の約2カ月前を目安に本申し込みの際にご案内しますので、そのタイミングでお選びいただけます。

最後に

今回のライブ配信では、試作車両の進捗や量産に向けた計画、新カラーの発表など、多岐にわたる最新情報をお届けしました。T1車両の開発遅れにより一部予定が変更となった点もありますが、量産スケジュールは順調に進行しており、引き続きお約束した目標達成に向けて全力で取り組んでいます。

これからも、皆様からの期待に応えられる製品とサービスを提供するべく努力してまいります。今後の進捗や新たな情報は随時お知らせいたしますので、引き続きmibotの成長を見守っていただければ幸いです。

今年1年KGモーターズを応援いただき、誠にありがとうございました。これからも応援のほどよろしくお願い申し上げます。

mibotの予約受付はこれまで個人のお客様向けに対応しておりましたが、多くの法人様からも購入希望のお問い合わせをいただいております。

法人様向けの受付体制を現在構築中ですが、正式な受付開始に先立ち、法人でのご購入を検討されている方を対象に「事前アンケート」を実施することとなりました。

このアンケートでいただいたご意見は、法人でのmibot活用に関するニーズを把握し、より良いサービスをご提供するための貴重な参考とさせていただきます。法人導入をご検討中の方は、ぜひアンケートへのご協力をお願いいたします。

また、アンケートにご回答いただいた方には、法人受付が開始され次第、優先的にご案内させていただきます。

法人でのmibot導入をご検討の方はこちらからアンケートにご回答ください。

◾️ 法人向け事前アンケートに回答する

 

KGモーターズ株式会社(代表取締役CEO:楠一成、以下「KGモーターズ」)がデジタル・メディア『日経クロストレンド』の12月2日掲載企画「未来の市場をつくる100社」に選出されました。

日経クロスメディアの「未来の市場をつくる100社」は、複数のVC(ベンチャーキャピタル)をはじめとした各界識者への取材や『日経トレンディ』(2024年11月号)の特集「スタートアップ大賞2024」の登場企業を含めて企業をリストアップ。その中でも「新しい市場(新規性)」「売れる(成長期待)」「生活の変化(社会インパクト)」という3つの視点で日経クロストレンド編集部が評価し、新時代を切り開き、2025年に飛躍が期待できる企業として選出されたものです。

KGモーターズを含め、今回取り上げられた100社は「コマース(8社)」「マーケティングDX(12社)」「エンタメ・アート(18社)」「SDGs・ESG(11社)」「コミュニケーション(10社)」「健康・ウェルビーイング(6社)」「フードテック(8社)」「シニア(6社)」「生活・金融(14社)」「旅行・インバウンド(7社)」という10分野の企業となっています。記事の詳しい内容は下記リンクよりご参照ください。

日経クロストレンド「未来の市場をつくる100社」https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/01089/00001/

小型モビリティロボット「mibot」開発プロジェクトと追う独自メディア【KGマガジン】。今回は広島・呉で行われた市街地での試走テストの様子を密着レポート。街中を実際に走りながら、mibotの魅力を伝えるプロモーション動画を撮影するのが目的だったはずなのに、気づけば幼少時代の思い出話から、来訪の際にはぜひお立ち寄り頂きたいイチオシの絶品カレーまで生まれ育った故郷を案内するドライブ旅行に。寄り道だらけの珍道中をお楽しみあれ!

mibot開発の原点である極細急坂
若き日のくっすん少年が登った「大人への階段」

開発プロジェクトを注意深く見守ってくれている人にとっては、お馴染みのエピソードではあるが、mibotの原点はKGモーターズ代表、楠一成(くっすん)が幼少期に体験した光景にある。

「軽自動車でもすれ違うのがひと苦労な路地。路肩にタイヤを半分落としながら急な坂道を登っていく光景を見て、子どもながらにもこの街には大き過ぎると思った(本人談)」。話を聞きながら、その光景を思い浮かべてみるものの、状況は理解できても狭い路地裏と急な坂道を目の当たりにしたことがない自分にとっては、本心から共感できるわけではなかった。もちろん、くっすんという男が嘘をつけず、上手に話を“盛る”ことができるほど器用でもないことも知っている。ただ実体験の有無が小型モビリティロボットに対する熱量の差を生むのだとしたら、くっすんの原体験を辿り、実際にmibotで走るという試走に同行できるのは願ってもいない機会だった。

くっすんの地元、広島県呉市。言わずと知れた海軍の街。山の斜面に建つ、大正〜昭和期の歴史的な町並みとともに、そこから港を見下ろす構図の写真や映像は見慣れたものであり、坂が多い地形ということも知識としては備えていたつもりである。ただ実際に現地を訪れて目の当たりにしてみると、その道幅の狭さには驚いた。

くっすんが案内してくれた「両城七曲がり」というつづら折りの坂道は、観光名所にも数えられるスポットだがその急傾斜地に住宅を構える地元住民にとっては欠かせない生活道路でもある。mibotでの走行動画を撮影中にも多くのクルマが行き交うが、その多くは軽自動車で確かにすれ違うにも神経を使う道幅だった。余談だが「両城七曲がり」とはいうものの、7回のカーブはない。ただ旧道ルートに全長約2.5m×全幅約1.1mのmibotよりも大きいサイズのクルマで乗り入れた場合には切り返し必須なコーナーがあるので、“七曲り”も決して間違いとは言い切れない。

両城七曲がりだけでも、くっすんの原体験に触れたといえるのだが本当の意味での思い出の地は坂を登った上にある。両城七曲りを登った先にある両城中学校がくっすんの母校。これまた余談だが、くっすんの実家は坂の下にあり、小学校は実家のすぐ近く。進学とともに坂の上にある両城中学校に登校することになり、くっすん少年は文字通り「大人への階段」を毎日登っていたのである。

話を戻して、くっすんの原体験。中学時代のエピソードである。放課後、校舎裏手の道端で友人とお喋りしていると1台の軽自動車が坂道を登ってくる。その道は前述の両城七曲がりよりもさらに狭い。初めて訪れた人なら間違いなく、クルマは通れない歩行者用通路と思うほどの道幅。その道を登ってくる軽自動車にくっすん少年は「ここ通るの!?」と衝撃を受ける。通りたいわけではないが、生活に支障が出るから極細坂道も通ざるを得ないのである。「もっと小さな乗り物があればいいのに…」、くっすん少年がそう思うのも当然である。

そんな呉の極細道路での走行風景はユーチューブで公開中なので、ぜひあわせてご視聴を。

【KG Motors】くっすんガレージ モーターズ 『この道いける?mibotの原点、呉を走ってみた』

海自カレーよりもお気に入り。呉観光情報
くっすんイチオシ「ステーキカレー」は本当に旨い

狭い道路と急な坂道を走るmibotの姿を撮影し、くっすんの小型モビリティに対する思いと、mibotが活躍するシチュエーションを目の当たりにしたことで、ひと仕事終えた満足感を得たところで、昼食タイムを迎えたKGマガジン取材チーム。呉といえば軍港の街として海自カレーが名物のひとつに数えられている。すでに口の中がカレーに染まっていた腹ペコ集団を引き連れて、くっすんが案内してくれたのが呉市中通にある『カリーレストラン 木木(もくもく)』。

平日の昼少し前という絶好のタイミングで店を訪れたことで、数量限定の名物ステーキカレーにありつけるという幸運にも恵まれた。地元出身のくっすんがイチオシするだけあって、観光地メニュー的な派手さはないが旨い。シンプルに旨い。海上自衛隊呉基地所属の艦艇では毎週金曜日の昼食がカレーと決まっているそうだが、木木(もくもく)のカレーなら毎日でもいいな、でも逆に曜日感覚わかんなくなっちゃうなぁと海自カレーにまつわるウンチクに触れながら堪能したのである。

お腹も満たしたところで、次なる訪問先はこれまた呉を代表するスポット、『てつのくじら館』。退役した潜水艦あきしおの巨体が目を引く史料館の前を走り抜ける動画は、全長76.2mとmibotのコンパクトなボディの対比が印象的なワンシーンとなった。その様子もmibotの公式SNSで動画配信されているので、ご覧頂きたい。

ここでくっすんの地元、呉は離れて別のロケ地へと移動したのだがmibot開発思想の原点で狭い路地や急な坂道など日常生活での利便性を体感できたのが収穫。それと同時にグルメの名店や名所巡りにも街中を動き回れるmibotの機敏さに観光ツールとしても大きな可能性を感じた。例えば広島駅に配置されシェアサービスとして利用できたなら、呉まで片道約25km。航続距離100kmのmibotなら呉の名所を巡っても余裕を持って広島駅まで戻れるはず。そして見知らぬ道でも通り抜けられる小さな車体はなんとも心強く頼もしい。

大正〜昭和初期に建てられた歴史的建造物も数多く多く残る呉の町並み。つづら折りの坂道を登った上から斜面住宅地の光景を見下ろす両城七曲がりは呉の町並み観光スポットだが同時に住人にとっては日々の暮らしに欠かせない生活道路でもある。

坂の上に建つ両城中学校(写真は裏門)がくっすんの母校。校舎裏の墓地を抜けて海岸通りまで降りる道路(というか、ほぼ通路)を走れるコンパクトな乗り物の必要性を感じたのが原点。そんな原体験の故郷をmibotで走り、いっときの達成感に浸るくっすんだった。

海自カレーが名物グルメの呉でくっすんのイチオシは「木木(もくもく)」。地元民に愛される老舗カレーレストランでのオススメはステーキ肉がそのまま入った「ビーフステーキカレー」。呉を訪れた際にはぜひ一度、ご賞味あれ。

取材・編集担当/野本和磨(nomo.chant.)

元「デイトナ」副編集長。デイトナ誌面でKGモーターズの前身“くっすんガレージ”の活動を紹介してきた経験を元に「mibot」開発プロジェクトを紹介する案内役。編集部時代から取材や撮影で全国各地へ赴くことは多く、何度も訪れているうちに“ここが私のアナザースカイ”的な思い入れを抱く土地も生まれてくる。すでに広島もそのうちの一つに数えられているのだが、呉はまだまだ回れていないスポットが多い。次来たときには「てつのくじら館」も「大和ミュージアム」もしっかり見てみたい。

小型モビリティロボット「mibot」開発プロジェクトに密着し、表向きなニュースリリースとはちょっと違うKGモーターズ内部で巻き起こるアレコレを紹介する独自メディア【KGマガジン】。今回は、受付開始から約1ヶ月で早くも予約台数1000台を突破したニュースに、プロジェクトメンバーとしては飛び上がるほど嬉しい気持ちとともに、同じく湧き上がる期待と不安についてを記事にしてみたい。

受付開始1ヶ月。予想を遥かに上回る
予約受注に感じる市場からの期待

先日、プレスリリースでも発表したとおり、8月23日に受付開始したmibotの予約はわずか3日間で300台を突破。勢いそのままに約1ヶ月で1000台に達した。開発プロジェクトに関わるメンバーの一人としては素直に嬉しく誇らしい気持ちになれる、間違いなくグッドニュースである。1000台突破から遡ること数日、広島T-SITEではmibot説明会を開催していた。今回はあえて予約者対象として参加者を絞っての開催となったが多くの方から事前申込があり、当日は広島県内だけでなく九州からも参加者が集まるなど大盛況となった。

筆者はKGマガジンの取材の傍ら、予約開始前から広島、東京・二子玉川で試作車両「T0.5」の展示イベントにも携わっており、イベント当日は現場で来場者の対応も行った。どちらの会場でも反響は大きく、特に7月上旬に広島T-SITEで行った展示イベントは市販車に近いカタチでの実車が始めて間近に見られる機会とあって多くのお客様が集まり、KGモーターズの存在を知る人も、そうではない人も広島発のスタートアップ企業が作る小型モビリティロボットに大きな期待を寄せてくれていることは実感できたものである。

ただ、その時点ではまだ予約開始前。興味を持ってくれた方でも「8月から予約受付開始です(納車は2025年秋)」と案内すると、少しトーンダウンする様子も感じられたものである。しかも開発途中でスペックも最終確定ではない。発売までまだ時間も掛かるという状況を考えれば致し方ない。予約が開始されてもすぐに伸びずに、詳細なスペックとともにボディカラーなど細部が確定するたびに少しずつ数が伸びてくれればいいと考えていたのに、この結果、もはや驚き以外の何物でもない。

今になって思えば、予約前に試乗機会がないと心配したのも杞憂に終わった。展示イベント中も「乗ってみたい」という意見は多く、予約するか否かを判断したいというユーザーに向けた試乗会の必要性はプロジェクトメンバー内からも上がっていた。ただ現実的に考えれば公道走行も可能な「T0.5」は現状1台のみ。それも動くとはいえ試作段階であることを考えれば不特定多数のユーザーに安心して乗ってもらう試乗会を実施するのは不可能だった。

仕様確定と工場整備、サービス体制の確立……
課題は山積みだが、このプロジェクトには浪漫がある

不確定要素も多い段階ながら、結果的にこれだけの予約を集められた理由は小型モビリティに対する期待の大きさに他ならない。予約の9割以上が通勤・通学や日々の買い物など個人利用を目的とした個人ユーザー。コストを抑え、コンパクトで乗りやすいという利便性を備えた小型モビリティを求める市場が確かに存在し、その規模も大きいことを実証したといえるだろう。同時に展示イベントでは営業回りや集配達など業務利用で活用したいという法人利用を前提とした質問も数多く、潜在的な小型モビリティ市場に対する期待値はさらに高まるばかりである。

しかし、予約数だけを見れば、順風満帆とも思えるプロジェクトだが、この先待ち構える課題や乗り越えなくてはならない壁など直面する課題を思い浮かべると浮かれてばかりはいられない。先日、知人がmibotプロジェクトを気に留め、1000台突破のニュースを我が事のように喜んでくれた。大手カー用品関連企業で役員を務め、自動車メーカーではないが自社企画での市販車開発・販売企画を主導した経験を持つその人は、KGモーターズにかつての自分を重ね合わせているようだった。

「でも問題はこれから。厳しい言い方をすれば“車体を作るまでは誰でもできる”。それを量産し、流通させていくことがどんなに大変か…。大きな企業でも難しいのだからスタートアップ企業なんて、なおさらだ」

業界の大先輩の言うとおり、KGモーターズがこれから取り組む課題は数多い。現在、候補地の絞り込みも終え、着実に準備が進められている新工場もそのひとつ。組立ラインのための設備投資だけでなく、作業員の人員確保など車体開発と同時進行で進めなくてはいけない案件も山積みだ。さらに車体購入後に、不具合が発生した場合の修理やメンテナンスを担う、外部協業企業とのサービスネットワークの構築も不可欠である。

車体そのものだけでなく、1ヶ月で1000台という需要に見合った生産拠点とmibotを安心して乗ってもらうためのサービス体制の構築と充実。それは小型モビリティ市場の醸成を担うリーディングカンパニーとしてKGモーターズに課せられた使命とも言える。浮かれている暇などないが、プロジェクトメンバーの誰一人として、そんな人間はいない。誰よりもプロジェクトを牽引するくっすん自身が「素直に喜んでいられない自分がいる」と、これからが本番だと気を引き締めている。

前述の知人は最後にこうも言っていた。

「KGモーターズには浪漫がある。今まで見てきた人たちより、ビジネス的な成功を目指すだけじゃなく、とにかくクルマが好きだという情熱が伝わる。だから応援したくなる」

1000台突破はあくまでもひとつの通過点。予約頂いた方だけでなく、mibotや小型モビリティという新しいカテゴリーに期待してくれる人たちのためにもKGモーターズのプロジェクトは歩みを止めることなく前進していくのみである。

9月中旬に広島T-SITEで行われた、mibot説明会の様子。予約申込者を対象に、車体に関する質問をくっすん自らが答えていくトークショー形式のイベントには数多くの参加者が集まった。

取材・編集担当/野本和磨(nomo.chant.)
元「デイトナ」副編集長。デイトナ誌面でKGモーターズの前身“くっすんガレージ”の活動を紹介してきた経験を元に「mibot」開発プロジェクトを紹介する案内役。編集部時代のこと、最初に広島T-SITEで開催した展示イベントは、カスタム軽トラにくっすんガレージのカスタムカブを載せての展示だった。気がつけばあれから何度、搬入と搬出を繰り返したのか。「ドアを勝手に開けるな!」と警備員のおじさんに怒鳴られたのも懐かしい思い出。今や、搬出入作業も経路もバッチリ把握している。さあ次はいつだ!?

KGモーターズ株式会社(代表取締役CEO:楠 一成、以下「KGモーターズ」)は、開発中の小型モビリティロボット「mibot」の予約台数が1,000台を突破したことを正式に発表いたします。予約受付開始から約1ヶ月、予想を上回るペースでの達成となり、個人向けモビリティ市場での高い需要を示しています。

1,000台突破の意味

mibotが作る新しい市場

mibotは、8月23日の予約開始から3日間で300台、約1カ月間で1,000台という予約台数を達成し、超小型モビリティ市場において大きな注目を集めています。また、予約時のアンケート調査では、約94%が個人利用を目的とした予約であることが明らかになりました。従来の小型モビリティ市場では法人向けが中心でしたが、mibotは個人利用が大多数を占めており、これまでの市場アプローチとは異なる新しい需要と価値を生み出しています。

法人ユーザーへの関心も高まる

現時点では個人ユーザーが中心ですが、法人からの問い合わせも増加しており、今後の展開では法人向けのアプローチも検討しています。mibotが提供する新しいモビリティの可能性がさらに広がることが期待されています。

呉市豊町御手洗 伝統的建造物群保存地区を走るmibot

mibotが支持される理由

今回の1,000台という早期予約達成は、mibotが多くの個人ユーザーに「ワクワク感」を提供した結果です。予約者を対象に実施したアンケートによると、最も多くの方がmibotを選んだ理由として挙げたのは「新しい乗り物にワクワクするから」でした(全体の約33.9%)。レトロで懐かしさを感じさせるデザインと先進的なコンセプトが、共感と感情的なつながりを生んでいます。 mibotの経済性や環境性能といった実用的な要素も、使い勝手を考慮したサイズ感とともに、多くの方々に評価されていますが、ユーザーが単にコストや性能だけでなく、「乗りたい」「体験したい」という感情的な魅力が、選ばれた最大の理由であることが明らかになりました。

出典:予約者を対象に実施した自社アンケート

今後の販売に関するお知らせ

予約台数1,000台突破という皆様の大きな期待に応え、いち早く滞りなく納車を開始するため、そして今後の更なる需要にお応えするためにも、今後の販売に関して以下をお知らせいたします。

価格の見直しについて

予想を上回るペースでの予約と、物価や原材料の高騰の影響を受け、2024年12月31日をもって価格の見直しを予定しています。12月31日までにご予約いただいた方には、現行価格(税込100万円)が適用されます。価格改定前にご予約を検討されている方へ、早めのご決断をお勧めいたします。

売買契約の締結タイミングの変更について

ユーザーの皆様がより安心して検討いただけるよう、売買契約のタイミングを変更いたします。これまでは12月の仕様発表時点で正式な売買契約を結ぶ予定でしたが、今後は使用発表後も予約扱いを継続し、納車の約2か月前に車体番号が割り当てられたタイミングで正式な契約を行います。残金のお支払いもこのタイミングで行われます。

仕様発表について

mibotの仕様については、段階的に公開を行っており、最終的な一覧発表は2024年12月31日を予定しています。最新情報については公式サイトおよびニュースレターにて順次お知らせいたします。

ご支援いただいた皆様への感謝

mibotの1,000台突破は、応援してくださっている皆様のおかげです。最終仕様が確定していない段階にもかかわらず、信じてご予約いただいた皆様に心より感謝申し上げます。私たちKGモーターズは、今後も皆様の期待に応え、「小型モビリティロボットで持続可能な移動を実現する」というミッションに向けて邁進してまいります。

今後ともご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

海沿いの街を走るmibot

mibotについて

mibotは、1人乗りの小型電気自動車で、持続可能な移動を実現するために生まれました。誰もが楽しく、安全で快適に、手頃な価格で自由に移動できる世界を実現し、「今日より明日が良くなる未来」を創ります。KGモーターズは、持続可能な移動を我慢して達成するのではなく、ワクワクして楽しみながら達成することを目指しています。

mibotの特徴

  • デザイン:レトロでどこか懐かしいデザインと、前後対称の近未来的なスタイルが特徴です。
  • 安全性:小型で軽量ボディながら、独自の技術で高い安全基準を確保しています。
  • 快適性:ドア・エアコン付きで快適に利用できます。
  • 経済性:維持コストが低く、日常の移動が経済的に負担なく楽しめます。
  • 環境性能:小型で軽量のため、エネルギー効率が高く環境に優しいモビリティです。

最大積載量:45kg
航続距離(*1):100km
登坂性能(*2):23%勾配(13°)
最高速度:60km/h
充電AC100V:5時間
乗車定員:1名

(*1)30km/h定地走行テスト値
(*2)乗員の体重、積載物の重さ、路面状況、装備オプションにより変動
※開発時点での値となり、量産モデルでの仕様変更の可能性があります。

mibotの詳細ページはこちら

採用情報

KGモーターズでは、車体開発エンジニア、ソフトウェアエンジニアのほか、様々なポジションで採用を強化しております。一緒にミッションの実現に向けて取り組んでくれる仲間を募集しております。

採用ページはこちら

社名:KGモーターズ株式会社
本社所在地:広島県東広島市志和町七条椛坂 1698-1
代表取締役CEO:楠一成
事業内容: 小型モビリティロボットの製造・販売、MaaS事業
設立: 2022年7月

小型モビリティロボット「mibot」開発プロジェクトと追う独自メディア【KGマガジン】。

編集担当の野本は9月初頭に東広島市志和にあるKGモーターズ本拠地ガレージを訪れた。ユーチューブでの動画公開を本業としていた前身「くっすんガレージ」時代に何度か訪れたこともあるガレージだが、KGモーターズとなりmibot開発プロジェクトが本格始動してからは初訪問。懐かしさとともに世間からの注目を集める一大プロジェクトの最前線という緊張感を感じつつ、ゆっくりと足を踏み入れた。

絶対的存在“ボス”が君臨するガレージは
プロジェクト進行中は常にスクランブル体制

ガレージに足を踏み入れるや否や、土間コンクリートを蹴る乾いた足音を響かせながら疾走してくる雄のフレンチブルドッグ、BOSS(ボス)。

鼻息荒く近づいて部外者の立ち入りを拒むのかと思いきや、駆け寄って身体を撫でろとせがんでくる。来訪者には概ね愛嬌を振りまいてしまうので番犬としては頼りないが看板犬としてKGモーターズには欠かせない存在なのである。「相変わらず可愛いなぁ」とボスを撫でつつ、多少なりとも感じていた緊張感もすっかり消え失せたところで、改めて内部を見渡してるとガレージもボス同様、以前と変わらない穏やかな雰囲気で…というワケにはいかなかった。

デイトナ誌での連載取材のために定期的に訪れていた2021年頃は「オート三輪をカスタムする」という企画のためにボロボロのミゼットやマツダK360、EVコンバートの素材として中国製の小型EVピックアップなどの車両が多数並んでいた。それに加えて大型の工作機械が設置されているものの、充分な作業スペースは確保されるなど広さには余裕が感じられた。だが現在は自動運転機能搭載のための開発車両と、8月末まで東京・二子玉川の蔦屋家電+で展示されていた試作車「T0.5」、さらにその奥には試作車両用の部品・パーツが陳列されており、ガレージ内部はすでに手狭な様子。

そんなガレージで作業に追われているのがプロジェクトメンバー、ヤスマ(松井康真)とうじやん(氏本卓志)。

くっすんガレージ時代から車体制作での板金や塗装作業を担ってきたヤスマは、市販モデルの設計・開発のための試作車両だけでなく、展示用車両の組み立てや整備も行う。特に8月下旬から予約受付がスタートしており、今後のさらなるプロモーション施策のために試作車「T0.5」の整備に追われている。ちなみに“ボス”はヤスマの愛犬である。

ヤスマ:このガレージにあるのは主に試作車とか展示用車両で、その車体整備とか組み立て作業がメインですね。プロモーション動画の撮影用車両だったり、イベントで展示する車両だったり、市販モデルとは違うという前提ではあるにせよ、それ自体もきちんと安全に走れる、お客様に見てもらえるクオリティにする必要はあるので。予約受付も開始し、これからPR施策も決まってくるなかで突然、「@@日に展示車を!」という場合も出てくるので毎日が“スクランブル状態”ですね!

取材当日は東京から「T0.5」がガレージに戻った、まさにそのタイミング。戻って早々、約1週間後にプロモーション用に走行動画の撮影が決まったために、各部の点検と整備を進めなければならない。それまで取り組んでいた自動運転機能搭載のための車体開発を一旦、止めてT0.5の作業に取り掛かるのだ。もちろん車体開発も同時進行で進める。

別拠点で進む市販モデルの車体設計と並行しながら、既成部品で使える部品はないのか、専用設計での新規製作が必要なのか、組み立ててみての不具合はないのか、その洗い出しを行いながら、市販モデルの車体開発にフィードバックする。慌ただしく作業に追われるヤスマの姿に、メーカーとして「mibot」を開発することの難しさ、苦労を垣間見た。ただ同時にそのスクランブル状態=バタバタ感のある飾りっ気のない現場っぽさと、忙しいながらも充実感に溢れた表情に頼もしさを感じるのであった。

「お金よりも楽しいことがしたい」
老いも若きも、KGモーターズに集う者たちの想い

ヤスマとともにガレージで作業に勤しむ、うじやん。

自動車用樹脂部品メーカーを定年まで勤め上げた後に、たまたま近所のガレージで小型モビリティロボット開発に取り組むKGモーターズの存在を知った。部品開発の第一線で活躍してきた知識と経験を活かし、日々の作業に取り組んでいる。

うじやん:外観的には市販車に近いカタチが出来上がって、プロジェクトは着実に進んではいるけれど、難しい課題もたくさんある。でも、それも踏まえて“やりがい”は凄く感じますよね。定年した後、毎日やることが無くて運動不足のためにショッピングセンターの中をぐるぐるウォーキングしてたんですよ(笑)。だからユーチューブで存在を知った時にはコレだ!と思ってすぐに応募した。お金も大事だけど、何よりも楽しいことで人生を充実させたいもんね。

ガレージにはヤスマ、うじやんだけでなく若手も。タテミチ(立道壱太郎)はmibotの車両制御システム開発担当。ガレージ内のオフィススペースでPCに向かって作業に勤しむタテミチの隣にはKGモーターズと自動運転技術開発の共同研究を行う大阪大学の学生である佐々木くんもお手伝い。自動運転に欠かせない「LiDAR(ライダー)」での物体認識システムの構築作業に取り組んでいた。

タテミチ:大学卒業時点で大手企業への就職も決まっていたんですけど、卒論がまったく追い付かなくて。だったら(数年前から面識があった)KGモーターズに行こうって。KGは入社条件に卒論提出はなかったので(笑)。でも親以外、友だちとか自分の周りの人皆に「お前に大企業なんて無理だ」って言われてたし、実際にKGで正解だったなと思いますね!

ヤスマもうじやんも、タテミチも。年齢は違えどKGモーターズでのmibot開発に楽しんで取り組んでいる。楽しいからこその前向きな姿勢が、忙しいスケジュールのなかでも殺伐とした雰囲気にもならない要因なのである。

そんなKGモーターズの拠点、志和ガレージだが今年中には広島県内に構える新工場へ移転。いよいよ本格的な量産体制の構築に向けた作業が控えているが前述のとおり、日々の作業に追われるヤスマとうじやんは「もう引っ越しの準備もしなきゃいけないし、本当に大変ですよ!」と笑うのであった。

 

試作車の組み立てや展示車の整備など大忙しのヤスマとうじやん。車体開発につなげる現場目線からの情報共有が大事な役割。この日はmibotへのルーフキャリアの設置方法を検討中。市販モデル用のオプションパーツの開発企画も担うことになる。

タテミチはデスクでPCに向かってソフトウェアの開発作業中。mibotは車体制御のプログラムをPC上で操作・更新することが可能。いずれは自動運転システムの制御もプログラム更新で可能になる予定。仕事の合間に“ボスを撫でる”も業務に含まれる。

KGモーターズの本拠地である志和ガレージを任されているメンバー。左からうじやん、佐々木くん(インターンシップ)、ヤスマ、タテミチ。

取材・編集担当/野本和磨(nomo.chant.)

元「デイトナ」副編集長。デイトナ誌面でKGモーターズの前身“くっすんガレージ”の活動を紹介してきた経験を元に「mibot」開発プロジェクトを紹介する案内役。広島へ向かう山陽道を走る道中、白鳥PA付近で見かけた洋風の城。なんで洋風の城!?と思い、後日調べてみれば「太陽公園」というテーマパーク。城の他にも世界の“石の文化遺跡”を集めるなど、意外と興味深い場所だった。東京から広島へクルマで向かう際には山陽姫路西ICの手前、右手方面にご注目あれ。

 

7月10日から8月31日までの53日間、二子玉川の蔦屋家電+にてmibotの展示を行いました。KGモーターズとしては初となる1ヶ月を超える長期間の展示で、累計29,650人を超える非常に多くの方々にmibotを見て、知っていただくことが出来ました。ご来場くださった皆様に感謝申し上げます。

展示期間中、皆様から応援の言葉だけでなく、mibotの改善点や要望についてのなどたくさんの言葉を頂くことが出来ました。この展示で得られた情報や要望を積極的に開発にフィードバックし、より多くの皆様にワクワクして乗っていただけるモビリティを作ってまいります。

現在、mibotは予約受付中です。早期に予約をしていただいた順に納車させていただきますので、この展示でmibotに興味を持たれた方は是非、予約の申し込みをお待ちしています。

【予約ページ】