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7月10日から8月31日までの53日間、二子玉川の蔦屋家電+にてmibotの展示を行いました。KGモーターズとしては初となる1ヶ月を超える長期間の展示で、累計29,650人を超える非常に多くの方々にmibotを見て、知っていただくことが出来ました。ご来場くださった皆様に感謝申し上げます。

展示期間中、皆様から応援の言葉だけでなく、mibotの改善点や要望についてのなどたくさんの言葉を頂くことが出来ました。この展示で得られた情報や要望を積極的に開発にフィードバックし、より多くの皆様にワクワクして乗っていただけるモビリティを作ってまいります。

現在、mibotは予約受付中です。早期に予約をしていただいた順に納車させていただきますので、この展示でmibotに興味を持たれた方は是非、予約の申し込みをお待ちしています。

【予約ページ】

誰でもどこでも使えるモビリティを実現するために、登坂性能は重要なポイントの1つだと捉えています。

原付ミニカー規格は定格出力が0.6kWまでに制限されており、その中で急勾配を登れる登坂性能を実現するためには、さまざまな設計上の工夫や調整が必要になってきます。

現在、KGモーターズでは23%勾配でゼロ発進可能な登坂性能を目標にmibotを開発中です。

目標とする登坂性能達成のための工夫

十分な登坂性能を実現する為の設計上の工夫の一つとして、軽量化が挙げられます。mibotは、EPP(発泡ポリプロピレン)を外装や内装に使用しし、大幅な軽量化を実現しています。

また、モーター、インバーター、ギアボックスの最適な組み合わせやセッティングの調整が登坂性能を満たすのに重要とななります。

しかし、ただ登坂性能だけを考慮するのではなく、電費性能、最高速、加速等、他の動力性能とのバランスも重要です。定格0.6kW以下のモーターで十分な性能を達成するために、設計上のシミュレーションだけでなく、実際に複数のパターンのモーターやギアボックスを製作し試験をしております。

現在開発中のため正確な数値は発表できず、あくまでこのくらいの坂は登れるというイメージにはなってしまいますが、目標値である23%勾配のゼロ発進出来る登坂性能を達成できる見込みです。

KGモーターズは誰でも、どこでも使えるモビリティを実現する為に登坂性能を含め、さまざまな実車での試験を繰り返し、開発を進めています。

KGモーターズは誰が、いつ、どこで使っても快適な移動ができるように、さまざまなテストを繰り返しながら車両の設計を行なっています。

特にmibotは、小さいながら開放的な室内空間を実現するために天井にクリアな素材を使用しております。そうした中で懸念されるのは、夏の暑い日差しの元で快適な室内空間を維持できるかという点だと思います。それに対して行っている対策や試験についてご紹介します。

mibotの日射テストの様子

まず、天井に使用しているクリア素材については、紫外線を99%カットし、熱線吸収機能を有しているポリカーポネートを採用しております。これにより、車内に入ってくる熱を大幅にカット出来ます。 また、サンシェードをオプションで設定する予定です。サンシェードを付ける事で更に熱をカットでき、より快適な車内空間の実現が可能となります。

また、ただ熱を吸収する部品を採用するというだけではなく、実際にその部品を使った車体を特殊な装置で高温に晒し、エアコンの効き具合を含め、各部品が正常に機能するか、快適性が維持できるかの試験をしております。 試験では、恒温槽という日射を再現できる設備の中で徐々に室温を上げていきます。

外気温は44度にもなり、まさに「太陽で息苦しくなる」ほどの高温の中、実際に乗車して車体の状況、車内の環境のチェックをします。

この試験は、mibotの走行環境として考えられうる最悪の環境を再現し、ここでの試験結果を開発にフィードバックして部品の選定や設計の変更を行います。夏の強い日差しの元で、エアコンをしっかりと機能させつつ快適な車内空間を実現できるように開発を進めています。

この日射テスト以外にもさまざまな環境、状況を想定した試験を行い、誰がいつ、どこで使っても快適に使えるモビリティを目指して開発を進めてまいります。

mibotは一人乗りの短距離移動に最適な車体を実現するため、全長2490mm、全幅1130mm、全高1465mmという普通車に比べると非常にコンパクトなサイズとなっています。 そこで懸念されるのは急ハンドル時の安定性や横転リスクです。mibotの設計においてどのような対策や試験を行なっているのかをご紹介します。

mibotの重心を低くすることが重要

安定した車両を実現するには、重心を低くする事が重要なポイントの1つです。mibotはバッテリーの搭載位置を低くしたり、乗車位置を低くしたりすることで低重心になるような設計を行っています。

また、安定性には、重心だけでなく足回りの設計、タイヤの状況などが複雑に関係してきます。そのため、設計時のシミュレーションによる検証だけでなく、実車を使った走行試験も行っています。試験では、緊急回避を想定した急ハンドルを行い、安定した挙動をするか確認しています。

mibotの走行試験の様子

20km/h、25km/h、30km/hと徐々に速度を上げていくなかで、操縦の安定性に問題が無いことを確認しました。

急制動時の安定性に関する試験も行っています。ブレーキや足回りのセッティングの微調整を繰り返し安全に急制動出来るように試験を行なっています。

原付ミニカー規格には、操縦安定性に関連する法規上の試験項目はありませんが、誰でも安全に運転できるモビリティを実現させるために社内で基準を作り、満足できる車両を目指して試験、設計を行っています。

mibotをどんな状況でも長く使用いただけるように、耐久性を考慮した試験、設計を行っています。モーター、バッテリー、車体を含め、あらゆる構成部品について耐久性の試験を行なっていますが、この記事ではその一例をご紹介します。

mibotの段差テストの様子

耐久性を持たせた車体を設計する為に、段差テストという試験を実施しています。 この試験では、縁石に高いスピードで乗り上げたり、ぶつかったりするといった状況を想定し、60mmほどの段差に一定の速度で進入します。その際、車体のどの部分にどれほどの力が加わるかを歪みゲージというセンサーで測定します。

この試験で得られた数値を設計にフィードバックし、更なる耐久性試験をする事で、頑丈で耐久性のある車体を実現します。

バッテリーの耐久性についても考慮した設計・開発を行なっています。 バッテリーは、最適な環境で保管・充放電した場合、5,000サイクルを耐えられる設計となっております。これは、毎日1回充放電をした場合でも13年ほど持つ耐久性となります。 また、ECE-R100という基準に準拠するする耐久性能を目標に開発をしております。この基準は、バッテリー耐衝撃性、耐熱性、振動の耐久試験を含んでおり、この試験を通してバッテリーの耐久性を検証しております。

この他にも、さまざまな部品の耐久性試験を実施し、mibotに長くお乗りいただけるように開発を進めています。

mibotの購入を検討しているお客様からのよくある質問として、雪国でもちゃんと使えるのか、どのような寒冷地対策をしているのかという質問をいただくことがあります。 mibotを幅広い方々に乗っていただけるモビリティにするために、寒冷地対策はKGとしても特に重視して開発を進めております。この記事では、具体的にどのような寒冷地対策を行なっているのかをご紹介します。

なお、寒冷地での試験は今季のの冬に実施予定でございますので、現時点でお伝えできる情報には限りがございます。テストの状況を確認してからご購入を検討されたい方には、現時点ではご購入をお待ちいただいた方が良いかもしれません。その旨ご了承お願いいたします。

1. タイヤについて

mibotのタイヤサイズは、145/70R12を採用しております。こちらは軽自動車などでも採用されている一般的なサイズのもので、適合する市販のスタッドレスタイヤに交換していただくことが可能です。また、タイヤチェーンに関しては、駆動輪である後輪に装着が可能となっております。

2. 走行性について

よくある質問として、四輪駆動の仕様は出さないのかという質問を頂きます。四輪駆動については申し訳ありませんが、現在のところ開発予定はありません。ただ、動力の細かい制御が可能であるというEVの特性を活かして、雪国でも安定・安心して走行ができるスノーモードという走行モードを開発する予定です。

3. バッテリーについて

バッテリーは寒冷地での使用も考慮して、低温環境でも安定した充放電性能を発揮できるよう、バッテリーヒーターをを搭載して開発を進めています。

4. 寒冷地試験について

バッテリー、モーターをはじめ、車両が寒冷地でも安定して動作するように、寒冷地試験を実施します。具体的な試験結果は公表ができるようになり次第、公表する予定です。

この他にも、寒冷地も安心してmibotをお使いいただけるように、さまざまな試験を繰り返しながら開発を進めております。

いつもmibotをご支援いただき、誠にありがとうございます。

8月23日にスタートいたしましたmibotの先行予約ですが、おかげさまで開始からわずか3日間で300台を超えるご予約をいただくことができました。

こんなにも多くの皆さまにmibotを選んでいただけたこと、心から感謝申し上げます。

私たちが目指している「小型モビリティロボットで持続可能な移動を実現する」というミッションに、多くの方が共感してくださっていることを大変嬉しく思っております。

仕様の全てをまだ発表していない今の段階で、これほど多くのご予約をいただけたことに、深い感謝とともに、身が引き締まる思いです。今後も、皆さまのご期待にお応えできるよう、全力で開発と準備を進めてまいります。

予約は引き続き公式サイトで受け付けておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。今後の進捗や追加情報につきましても、こちらの公式サイトやニュースレターで随時お知らせしてまいりますので、ぜひご確認ください。

今後とも変わらぬご支援を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

予約詳細ページ

本日、テレビ朝日の「グッド!モーニング」で当社のmibotを取り上げていただきました。これを機に、mibotに初めて興味を持たれた方も多いかと思います。

1人乗りEV「mibot」予約開始 「原付」分類で車検いらずコスト減 価格は100万円【知っておきたい!】【グッド!モーニング】(2024年8月23日)

 

私たちは、維持コストや環境負荷が低い小型モビリティロボットを通じて、 持続可能な移動を実現するという使命を持っています。
この使命の実現により「誰もが、安全に、快適に、手頃な価格で自由に移動できる世界」が実現し、今日より明日が良くなる未来を創ります。

mibotは、第1種原付ミニカー規格に属する車両で、聞きなれない規格であることから、説明が必要かと思います。また、本日2024年8月23日21時より開始する、予約に関するルールも重要ですので、新規のお客様に向けて、予約に際して知っておくべきポイントを以下にまとめました。

mibotについて

第1種原付ミニカー規格

第1種原付ミニカー規格であるmibotは、通常の自動車とは異なる手軽さと利便性があります。

車両規格上は原付として扱われ、車検や車庫証明が不要なため、維持管理が非常に簡単です。一方で、運転ルールは自動車と同様で、普通自動車免許(AT限定可)が必要。二段階右折の必要がなく、ヘルメットの着用義務もありません。最高速度は60km/hですが、高速道路や自動車専用道路を走行することはできません。

参考:【原付ミニカー規格とは】必要な免許や最高時速、細かなルールやメリットを紹介

 

一人乗りの小型EV

mibotは一人乗り専用で、1回の充電で100km(30km/h定地走行テスト値)走行できる短距離移動に最適な設計です。小型で軽量なため、限られた駐車スペースでも容易に駐車が可能です。また、原付ミニカー規格は法規により一人乗りと定められており、そのため二人乗りの予定はありません。

参考:製品仕様/スペック詳細

 

快適な乗り心地

楽しく快適でワクワクする移動​

mibotは、快適な乗り心地を追求して設計されています。ドアやエアコンが標準装備されており、天候に左右されることなく快適に移動が可能です。

衝突安全性については、法規上原付ミニカー規格には要求されていませんが、小型でありながらも高い安全性を確保するため、独自に衝突テストを実施しています。具体的には、速度40km/hでコンクリートバリアに衝突した際に、十分な室内空間を確保し、乗員のダメージを軽減することを目標としています。

 

持続可能な移動手段

持続可能な移動手段

mibotは、経済的で環境に優しいモビリティです。燃費が良く、維持コストが低いため、日常の移動を経済的に行うことができます。また、小型で軽量な設計によりエネルギー効率が高く、環境への負荷も最小限に抑えられています。mibotの普及により、持続可能な移動の実現にも貢献することを目指しています。

 

将来の展望

将来の展望として、自動運転機能の開発を進めています。これにより、免許を持たない人でもmibotを利用できるようになることを目指しています。また、購入した車両を貸し出せるシェアリングサービスの展開も計画しており、より多くの人々が手軽にmibotを利用できるようにする予定です。KGモーターズのビジョンは、誰もが安全に、快適に、手頃な価格で自由に移動できる世界を創り、今日よりも良い明日を実現することです。世界を変える小型モビリティロボットとして開発していきます。

 

予約について

予約と本申込

本日8月23日21時から開始するのは予約受付で、本申込は2024年12月頃に予定しています。予約をしなくても本申込は可能ですが、予約を行うことで優先的に納車されます。予約時には3万円(税込)の予約金をお支払いいただきますが、これは車両価格の一部として充当されます。

予約をされたお客様は、2024年12月に予定されている「本申込」の手続きを行っていただく必要があります。この時点で正式な売買契約が締結されます。手続き案内を受け取った後、2週間以内に手続きを完了してください。期限内に手続きを完了しない場合、予約の権利が失効しますのでご注意ください。

予約のメリット

早期に予約を行うことで、納車の順番が優先されます。2025年度に生産されるmibotは300台限定、2026年度には3,000台限定となっていますので、早めの予約をおすすめいたします。

※2025年の300台は優先納車エリアへの納車となりますので、ご注意ください。

優先納車エリアについて

予約はすべてのお客様にお申し込みいただけますが、2025年度に生産される300台は、優先納車エリアである東京都および広島県(離島を除く)にお住まいのお客様への納車が優先されます。それ以外の地域のお客様には、2026年度以降に順次納車を予定しております。

納車の具体的な日程は、納車予定日の2ヶ月前にメールでお知らせいたします。その後、残金のお支払いが完了次第、納車日が確定します。また、納車場所は指定された拠点での受け取りとなりますので、ご了承ください。

キャンセルポリシー

予約金は返金不可となっております。正式な売買契約に進まない選択をすることは可能ですが、予約金の返金はいたしかねますので、ご注意ください。慎重にご判断いただきますようお願いいたします。

その他の注意事項

mibotの仕様やサポート情報は現在も検討段階にあり、今後変更が生じる可能性があります。最新の情報は随時ブログや公式サイトでお知らせいたしますので、定期的にご確認ください。

mibotの予約に関するご不明点や詳細については、FAQページをご覧いただくか、お問い合わせフォームからご連絡ください。

参考:予約に関する詳細ページ

 

ありがたいことにテレビ放送後、たくさんの反響が公式の問い合わせやSNS上で寄せられております。

mibotはまだ開発中のため、仕様など発表できることに限りがある部分もございますが、可能な限り情報開示していきたいと思いますので、気になる方はニュースレターを登録してお待ちください。

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KGモーターズの小型モビリティロボット「mibot」開発プロジェクトの裏側を追う独自メディア【KGマガジン】、編集長の野本です! さて今回のテーマはmibotが切り開く未来について。7月に開催された広島T-SITEでの車体展示イベントでは、3日間で本当にたくさんの方々にmibotを見てもらうことができた。実車を見て、触れてもらいつつ、興味を持って頂いた方と話をしながら改めて感じたのはmibotが新しい移動手段の提案でありながら、未来の街を創るキッカケになるのだという期待感だった。

mibotはクルマなのか?
いや、mibotは遠くない未来の新しいモビリティである

広島T-SITEでの展示イベントに、KGマガジンの取材を兼ねてスタッフとして参加した。案内スタッフとしてmibotの傍に立ち、来場者の質問に答えたり、ステッカーを手渡す。当初の目論見では案内スタッフとして動きながらも会場雰囲気の撮影など取材している余裕ぐらいあるだろう、という目論見だった。ところがフタを開けてみればテンヤワンヤで、1日中来場者の皆様の対応に追われっぱなしという大盛況ぶり。mibotの注目度の高さには本当に驚いた。

展示イベントではユーチューブで製作プロジェクトの推移を見守ってくれていた視聴者だけでなく、人だかりにつられて立ち寄った方まで様々な人がmibotを覗き込んでいく。事前情報がある/ないの違いはあるが、ほとんどの人がmibotの可愛らしい見た目とサイズ感に好印象を抱いてくれたようだった。投げかけられる質問のなかでは、走行性能やバッテリーの充電時間などスペック的な要素に次いで「一人しか乗れないの?」と「エアバッグや衝突被害軽減ブレーキはないの?」という質問が多かった。そんなときの説明は概ね以下のような感じ。

「mibotは原付ミニカー規格であり、「3輪以上の原動機付自転車」という50ccのスクーターと同じ区分なので一人しか乗れません。先進安全機能についてはコスト抑制の観点で付けていませんが、いずれ自動運転技術を搭載することで危険回避機能を備えていく予定です」と。この説明で基本的には納得してもらえる。さらに、

「毎日の通勤やスーパーへのお買い物。大抵、“家の近くを一人”ですよね? だったら本当は原付スクーターだって十分。でも安全性や利便性は不十分。だから原付バイクを4つのタイヤで安定性を高め、後部に荷物を載せられるラゲッジを確保した。さらにエアコンやシートヒーターで快適性も高めたのがmibotです。もっと遠くへ移動したい、家族や仲間と一緒に移動したい、そんなときは今あるクルマを使えばいいんです」と、ここまで続けると大体、質問してきたお客さんが自分なりの用途を話し始めるから面白い。

 

「軽自動車でも大きいから、これで近所に買い物行けたらラクよね」

「通勤用なら一人乗りで充分だよな」

「訪問介護してるけど、これなら介護者の家の前停めても近所迷惑にならないね」

「アンタ(一緒にいた息子さん)、大学行くのにコレで通えば?」

 

という具合である。やりとりのなかでは100万円という車体価格にも話題は及ぶ。「買い物用の軽自動車を乗り換えると思えば安いね」と全体としては好意的な意見が多いが、

 

「本当に100万円? 発売時点で値段上げたりしない?」

 

そんな質問も投げかけられる。その時はこちらの決意を堂々と語るのである。

「クルマよりも小さな、最小単位の移動手段という提案がmibot。その価値を実感してもらうには実際に乗って、多くの人に選ばれるという実績が必要。そのためにも税込100万円という価格は譲れないと思っている。だからこそ製造コスト抑制のために知恵を絞り、あえて機能を絞るという決断もしています」と。

 

「海外メーカーがもっと安いのを売り出してきたらどうするの?」

 

もっと安くしてほしいという思いや将来的な値下げを期待しての、こんな質問も少なくなかった。だが、すでに各方面でのコスト抑制を図ったうえでの100万円という価格であり、同時にmibotが目指している品質や性能を踏まえれば「安売りする必要性を感じていない」という正直な思いを伝えつつ、「外国メーカーの参入も含めて原付ミニカー規格のモビリティ分野が活性化するのは歓迎すべき」という思いから、会話の中身は【mibotが当たり前になった未来の街】について飛躍していくのであった。

 

“mibotが当たり前に走る街”を想像してみてください。
そう言うと、みんなが笑顔になった

 

2025年中の納車を目指し、開発を進めているmibotを実際に街で見かけるのはもう少し先のこと。でも実際に当たり前のようにmibotが街を走り始め、その存在が社会的に認知されるようになったら、例えば…スーパーの駐車場にはクルマ1台分のスペースにmibot3台分の専用駐車枠が用意され、幹線道路にはmibot専用レーンができてクルマと走行レーンを分けることでより安全性は高まって自動運転の実現も早まるかも知れない。集合住宅など充電インフラの整備が進めば、さらに多くの人が利用できる状況が生まれるはず。小型モビリティが誰にとっても有効な交通手段になる、そんな未来が来ると思います!

 

会話のなかで、そんなmibotが切り拓く未来の街について説明するときに大いに役立ったのが今回の展示イベントでも実車とともに飾ったカミガキヒロフミ氏による「mibotが走る未来の街」。そのポップなタッチと、遊び心ある“仕掛け”が散りばめられたイラストをみてもらうのだ。

 

 

↑IC4DESIGNカミガキヒロフミさんによる『mibotが走る未来の街』より。左)普通自動車1台分にmibot3台分が停められる専用駐車枠。右)mibotで悪路を走るオフロードカスタム仕様。

 

イラストを眺めながら、こんな未来の街で過ごす、自分らしいライフスタイルについても想像してもらう。天候に制限されることなく外出できる、行動の自由が手に入ること。通勤・通学時間が自分一人だけの空間を楽しむ時間になること。カスタマイズや趣味の道具として、遊びの題材としても活躍するツールになりうること、すると話を聞いてくれた人は十中八九、みんな笑顔になってくれるのである。

 

ひとしきり会話で盛り上がったお客さんたちは帰り際に「予約受付は8月だよね? 楽しみにしてるね!」と声を掛けてくれた。mibotという商品をアピールする立場でありながら、お客様との会話をしながら自分自身もmibotが走る未来に期待を膨らませていた展示会での出来事である。あのとき来場頂いた皆様、お待たせしました。遂にmibotの予約受付が8月23日(21時〜)に開始される。mibotが切り拓く未来はもうすぐそこです!

mibot 予約受付窓口(8月23日/21時受付開始)

 

取材・編集担当/野本和磨(nomo.chant.)                               元「デイトナ」副編集長。デイトナ誌面でKGモーターズの前身“くっすんガレージ”の活動を紹介してきた経験を元に「mibot」開発プロジェクトを紹介する案内役。KGマガジンの執筆をはじめ、デスクワークが中心の日々だが現在の椅子が合わないのか腰痛に悩まされる日々。写真は私ではなく、KGメンバーのわいざん。立ち寝ポジションでの仮眠ブースを試している様子。今、野本が求めているのはまさにこの姿勢。

KGモーターズ株式会社(代表取締役CEO:楠 一成、以下「KGモーターズ」)は、開発中の小型モビリティロボット「mibot」(※1)による持続可能な移動の実現に向けて、損害保険ジャパン株式会社(代表取締役社長:石川 耕治、以下「損保ジャパン」)と、協業に関する覚書を締結しました。

※1 KGモーターズは「mibot」を小型モビリティロボット(一般的な呼称としては超小型EV)と位置づけています。本リリースでは、技術的な文脈に合わせ「超小型EV」という用語を使用しています。

1.背景・経緯

KGモーターズは、持続可能でエネルギー効率の高い移動手段となる「mibot」の製造販売、MaaS事業の展開を目指しています。また、損保ジャパンは、自社やグループ会社のソリューションを活用し、地域の交通課題解決に向けたシェアリングプラットフォームの提供や自動運転の実証実験などの取組みを通じて、MaaSの社会実装に向けた調査・研究、事業展開に取り組んでいます。両社が持つデータやノウハウを共有し、MaaS領域での超⼩型EVの実用性向上と安全運用を実現するため、協業に関する覚書を締結しました。

2.覚書の主な内容

(1)「mibot」活用による超小型EV向けのリスク把握のためのデータ蓄積と分析

(2)「mibot」を活用した超小型EVでのMaaS事業におけるユーザー安全性と事業運営リスクの検証

(3)「mibot」のMaaS事業の安定性確保を目指したバッテリー保証開発に向けたデータ蓄積と分析

(4)その他、関連領域でのデータとノウハウ共有によるシナジー

3.今後について

KGモーターズと損保ジャパンは、本覚書の締結を機に、連携を一層強化し、持続可能な移動の実現を目指して、各種共同検討を進めてまいります。

左)KGモーターズ株式会社 代表取締役CEO  楠 一成(くすのき かずなり)
右)損害保険ジャパン株式会社 広島支店長 穴山 将広(あなやま まさひろ)

mibotについて

mibotは、1人乗りの小型電気自動車で、持続可能な移動を実現するために生まれました。誰もが楽しく、安全で快適に、手頃な価格で自由に移動できる世界を実現し、「今日より明日が良くなる未来」を創ります。KGモーターズは、持続可能な移動を我慢して達成するのではなく、ワクワクして楽しみながら達成することを目指しています。

mibotの特徴

  • デザイン: レトロでどこか懐かしいデザインと、前後対称の近未来的なスタイルが特徴です。
  • 安全性: 小型で軽量ボディながら、独自の技術で高い安全基準を確保しています。
  • 快適性: ドア・エアコン付きで快適に利用できます。
  • 経済性: 維持コストが低く、日常の移動が経済的に負担なく楽しめます。
  • 環境性能: 小型で軽量のため、エネルギー効率が高く環境に優しいモビリティです。
  • 最大積載量:45kg
  • 航続距離(*1):100km
  • 登坂性能(*2):23%勾配(13°)
  • 最高速度:60km/h
  • 充電AC100V:5時間
  • 乗車定員:1名

(*1)30km/h定地走行テスト値
(*2)乗員の体重、積載物の重さ、路面状況、装備オプションにより変動

※開発時点での値となり、量産モデルでの仕様変更の可能性があります。

採用情報

KGモーターズでは、車体開発エンジニア、ソフトウェアエンジニアのほか、様々なポジションで採用を強化しております。一緒にミッションの実現に向けて取り組んでくれる仲間を募集しております。

https://kg-m.jp/recruitment/